2013年6月27日木曜日

オピオイドローテーション

右掲本は、「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2010年版)」としてオンライン公開されている。
などの薬が、今後どのような位置づけになっていくのであろうか。楽しみである。

WHOの除痛ラダーとして有名な非オピオイド、弱オピオイド、強オピオイドと3段階の一段目の非オピオイドの代表薬であるアセトアミノフェンも容量拡大になっている。オピオイドを使用していて、充分に効果があったのに効果が減弱してきた場合、耐え難い副作用の出現で、オピオイド・ローテーションが必要になる場合がある。ガイドラインの換算表に応じて投与量を決め、下記の点にも注意を払う必要がある。
  • オキシコドン、フェンタニルからモルヒネに変更する場合、腎機能障害のある患者では副作用を生じる場合があるため、少量を投与して十分に観察する。 
  • モルヒネからフェンタニルへの変更では腸蠕動の亢進が起こることが多いため、緩下薬の減量などが必要なことがある。

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